人の背骨は24個からできており、遺伝的な要因と環境的な要因によって「ずれ」が起こります。生まれつき、あるいは普段の生活習慣によって「首」「胸部」「腰部」背骨のズレが起こります。その結果、ずれた部位の神経がつまり、「脳からの命令」が内臓や筋肉に行き届きにくくなります。
こうした「背骨のズレによって生じる身体の症状」の仕組みと原理がわかると、身体の症状発症の理由を具体的に特定できます。例えば、治療関係で仕事されている方はもちろん、一般人やスポーツ選手で身体の悩みをもたれている方も確実に、かつ永続的に身体の悩みを解消できます。
腰痛・肩こり・膝痛・頭痛はもちろん、慢性疲労・冷え性・生活習慣病もすべて「背骨のズレ」から起こります。「背骨のズレ」ることで、身体の症状が発症する原因がわかれば、今まで医療・治療機関で治せなかった症状を確実に治すのも可能です。
今回は、日常生活で何となく引きおこる症状について「背骨のズレ」の観点から解説していきます。
なぜ、人によって症状の形が異なるのか?
腰痛・肩こりは社会人に多い悩みといえます。さらに、現代では「慢性疲労」「冷え性」といった数値化されない症状を持つ方も多くいます。しかし、不思議なことにこれらの症状を発症する理由として「日々のストレス」と説明されます。つまり、私たちはストレスを抱えたときに発生する症状が異なるのです。
このように、人によって症状が異なるのは、個人個人でずれている背骨の箇所が異なるからです。
まず、背骨がずれてしまうと、神経の通り道である「椎間孔」が狭くなります。椎間孔が幅が小さくなると、神経線維が圧迫されて、脳からの命令速度・電気的刺激が低下します。これによって、臓器・機関の働きが低下します。
この背骨のズレている箇所は個人ごとに違うので、神経が通る椎間孔の狭くなっている箇所も違います。つまり神経が圧迫されている箇所が異なるため、たとえ夫婦や友人であっても症状が異なるのです。
夫婦の場合、ご自宅で同じ食べ物を食べて生活します。大学の寮生活では、同じ環境・食べ物を共有して4年間を過ごします。ただ、症状は人それぞれ異なり、夫は胃潰瘍になれば、奥さんは心臓病になってしまいます。このような症状の違いは、背骨のズレている個所が人によって違うことから起こります。
人の背骨は、遺伝から