高栄養の食事・サプリメントだけでは健康になれない理由

あなたは、健康維持のために具体的に何を行っていますか?運動・体操・サプリメント・プロテイン……世の中には多くの健康に必要な情報があります。こうした健康情報の中で、有名な方法として「高栄養の食事を摂る」「サプリメントを摂取する」ことが挙げられます。

生活に必要な三大栄養素として、「炭水化物・たんぱく質・脂質」があります。こうした食事に加えて、不足しがちが「ミネラル・ビタミン」をサプリメントで摂取します。つまり、日々、食事を摂ることに心がけ、加えて

どれだけ高栄養な食事やサプリメントを摂取しても、栄養素が吸収されないことをご存知でしょうか。意味がないことをご存知でしょうか?つまり、健康になるためにはいい食品を取るだけではなく、体の仕組みに基づいて確実に食品に含まれた栄養素を摂取しなければいけません。

それでは、健康な食品をきちんと体内で吸収し、健康な身体を構築するためには、どうすれば良いでしょうか?今回はこのことについて述べていきます。

健康になるためには:生体内の水を変える

栄養摂取といわれると、多くの人は三大栄養素を思い浮かべます。「タンパク質を取るために肉を取ろう」「糖分を必要量取るためにごはんを食べよう」といったように、特定の栄養素を取るための食品に気を配ります。

しかし、現代人が最も取らなくてはいけないものはそういった特別な栄養素ではありません。注意を向けなければいけないものとして「水(生体水)」が挙げられます。

人の体内は70%が水で占められています。そして、体内にある水のことを「生体水」といいます。生体水は体の中で栄養素以上に重要な役割があります。

栄養摂取に生体の水が必要なのは、栄養分を吸収するためには、水分が必要不可欠だからです。

普段、私たちが食べた栄養素は細かく分解され、血管に流れていきます。そこから、血管を通じ、必要な栄養素が各部位に運ばれていきます。このときに、血管には「小孔」と呼ばれる小さな穴が複数あります。つまり、血管はチューブのような形ではなく、メッシュ状の形をした血管とも言えます。

この小さな穴は全ての物質が通れるわけではありません。糖やアミノ酸、ビタミンなど分子サイズの小さい物質しか通ることができません。さらに、この小さな穴を通るときには「生体水」が必要となります。なぜなら、生体水によって、物質が親和し(溶けること)小さな穴に栄養分が通りやすくするためだからです。

体内に生体水の量が足りていれば、普段の食事で食べた栄養素は生体水によって適切な場所に運ばれます。その結果、きちんと栄養バランスのとれた状態を維持できます。ただ、体内の水が普段の生活で汚れていると、必要な栄養素が適切に運ばれなくなってしまいます。

その結果、どれだけ食品やサプリメントで栄養素を体内に入れたとしても、適切な場所に栄養素を運ぶことができません。〇〇が高濃度に配合された食品であっても、吸収されることはありません。

 どのような栄養素も適切な場所に運ばなければいけない

例えば、体内では体を動かして筋肉痛になったとします。筋肉痛になると、傷ついた筋肉を修復する反応が体で起こります。このときに修復する反応で使われるのが「アミノ酸」です。修復反応で使われるアミノ酸は体内で合成することもできるし、食品から摂取することもできます。

ただ、筋肉を治すために大切なことは「摂取したアミノ酸を必要な場所まで届けること」です。いくら必要なアミノ酸を摂取したとしても、目的の場所まで運べなければ筋肉を修復することはできません。

病気や体の不調についても同様のことがいえます。体の病気を治すためには、治すための必要な物質があります。筋肉を修復するにも病気を治すのにも、必要な物質が適切な場所になければいけません。そこで、体内にある生体水が働くことで、摂取した栄養素をキチンと送ることができます。

  なぜ、生体水でないと栄養素を運べないのか?

生体内の水は体内に栄養素を適切に送り届けるための優れた「運び屋」といえます。こうして栄養素を運べる理由は、普通の水(水道水、ミネラルウォーターなど)と異なるからです。

一つは「粒子の大きさ」です。普通の水に比べて、生体水はひとつひとつの粒子が小さいです。例えると、あるカゴにバスケットボールやテニスボールといった大きさの違う球体が入っている状態がふつうの水です。つまり、粒子の大きいものから小さいものまで混在しているのがふつうの水です。

一方、生体水はふつうの水より粒子が非常に細かいです。例えると、あるかごにボールペンの先端についている球が何万個と敷き詰められて入っている状態です。つまり、同じ水であっても、粒子や密度に違いがあります。

そのため、生体水は体内の隅々まで吸収されやすい特徴を持っています。ふつうの水では体内まで行き届かないために、栄養素を目的地の場所まで運ぶことができません。

もし、体内がふつうの水のような粒子があらい水であったら、体の細部まで水がいきわたらず、栄養素を適切な場所に送り込むことができません。現代人は体内の水は生体水ではなく、ミネラルウォーターのような粒子の粗い水がどんどん増えていってしまっています。

さらに、生体水がふつう水と異なる特徴として「栄養素を運ぶための高いエネルギー状態(高速スピン状態)で存在していること」が挙げられます。通常、水の粒子がスピン運動したり、高いエネルギー状態になったりするためには沸騰反応などを起こさなければいけません。

しかし、生体水は沸騰をせずに高いエネルギーを持っています。このエネルギーは細胞に栄養素を送り届けるために使われます。ふつう水の粒子の場合は、栄養素を送るために必要なエネルギーがないため、栄養物質を運ぶことができません。

このように、生体水は「粒子が微細である」ことと「粒子ひとつひとつが高エネルギー状態を持っている」という特徴があるために、栄養素を適切に運ぶことができます。

人の体は、摂取する栄養素だけ考えても栄養状態を整えることはできません。なぜなら、摂取した栄養素をキチンと吸収しなければ、体内で使われないからです。

そのために、まずは「栄養素」ではなく、「栄養素をキチンと運ぶ生体水」に着目するようにしましょう。そうして生体水を摂取すれば、健康な体に必要な栄養状態に整えることができます。

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