「頸の後ろ」で健康になれる仕組み

「ストレスに強い身体・姿勢」を「頭部の位置」を正すことで、実現する

当健康所では、弓道を含めた武道の世界でしか知られていない「姿勢・身体の使い方」によって、仕事・スポーツでパフォーマンス向上を実現させます。

「弓道の姿勢」を学び、ストレスに強い身体を構築する

当健康所代表である高橋は。武道の中で最も弓道を得意とします。そして、弓道における姿勢と身体の使い方を学べば、スポーツパフォーマンスの向上を実現できます。その仕組みを説明します。

弓道においては、矢を放つ手前、正確に放つために「頸を伸ばす」姿勢を取ります。これは、弓道の古書において「頭居(かしらい)」と呼ばれる作法です。弓道においては、弓を引く際の「頭部」の位置を整える作法です。弓道においては、正確に弓を引くために「頭の位置」を整えることが大切です。

首の後ろを伸ばすことで「スポーツパフォーマンス」を向上する

各スポーツの競技によって、特徴や特性、鍛えるべき筋肉や行うべき運動は様々あります。しかし、ここで「頸関節の位置をただす」という考え方を入れるだけで、スポーツ動作を今よりもやりやすくなるのが体感できます。理由は首を伸ばすことで、以下の効果が得られるからです。

・動作中の首・肩関節のブレが少なくなり、運動中の安定性が高まる

・脳幹の圧迫がとれることで、「反応性」が高まる

・首の後ろが伸び、背筋が伸びることで、「腰方形筋」が動かしやすくなり、全身運動が行いやすくなる

頸の後ろを伸ばし、姿勢の安定性が高まる

「頸の後ろ」を伸ばすの具体的な意味は、「あごを引き、首の後ろを伸ばす」です。これだけのことを行うだけで、上体が崩れにくくなるのが体感できます。頸を伸ばすことができれば、スポーツにおける姿勢の崩れの問題、猫背の問題などを解消できます。

人の背骨は腰椎(5個)、胸椎(12個)、頸椎(7個)の24個の背骨によって構成されています。それぞれの背骨の部位によって可動域(骨が自由に動かせる範囲)が変わり、頸椎が最も可動域が広いです。首の骨は前後左右に傾けたり、ひねったりすることができるため、日常生活や運動中に動きやすいといえます。

その次に胸椎が可動域が広く、最後に腰椎は可動域が狭いです。実際に動かせばわかりますが、腰自体はひねったり動かしたりできず、反対に首の骨はあらゆる方向に自由に動かせるでしょう。それゆえに、首の骨は日常生活やスポーツであらゆる「無駄なねじれ」が起こってしまいます。

特に、日常生活では「PCの作業中」に前に屈むことがあるでしょう。あるいは、スポーツ中では、左右に傾いたりあごが上がったりしてしまうでしょう。このようなことが起こると、姿勢全体が崩れてしまい、スポーツパフォーマンス低下や猫背を引きおこします。

したがって、首の骨を後ろに伸ばすことで、可動域が制限されます。これによって、頸椎自体が曲がりにくくなるため、頸椎が真っすぐに伸びます。これによって、姿勢の大きな崩れを防げるのです。

頸の後ろを伸ばして、力強いパワーをもたらす

さらに、首の後ろを伸ばすことで、動きにおいて強いパワーを与えることが可能です。

例えば、ボクシングのパンチにおいて、普通にパンチを打ってください。次に、あごを軽く引く気持ちで首の後ろを伸ばした姿勢でパンチを打ってください。すると、頸を伸ばした姿勢のほうがパンチの威力が強くなるのが体感できます。

なぜなら、首の後ろを伸ばすと首から背筋まで無駄な力みなく上方に伸ばされます。これによって、首から肩にかけて生えている僧帽筋がゆるみます。これによって、腕や手首といった末端部の筋肉の無駄な力みがとれます。

このように、腕の力みを取り去ることで、スポーツに良い影響を与えます。野球、テニス、ゴルフなどのスポーツでは、道具を持つ腕の力みがとれることで、今以上にスイング動作が行いやすくなります。

頸の後ろを伸ばして、両腕、脚の力みがとれる

同様に、脚の無駄な力みも取り去ることができます。あごが上がり、頭部が前方に出ると太ももの裏側の筋肉が張ります。一方、あごを引いて首の後ろを伸ばした姿勢を構築すると力みが取れます。

試しに次のようなことを行います。棒状のものを持ち、親指の付け根を触ってみてください。棒を持つと自然と手のひらは握られるため、親指の付け根に力が入ります。しかし、頸の後ろを伸ばすと、親指の付け根の筋肉が柔らかくなるのが体感できます。

ため、各スポーツの動きが行いやすくなります。例えば、ランニング動作であれば、首の後ろが伸びていなければ、着地した際に、「足裏に圧迫がかかる」「膝関節が曲がる」「骨盤が前に傾きすぎる」といった症状が起こります。そのため、普通に走っていると、着地する際の「着地音」が強く、関節の各部の筋肉に力みが感じられます。

しかし、首の後ろを最大限に伸びた状態で走ると、着地した際の圧迫が軽減されます。なぜなら、首の後ろが伸びることで、背骨の無駄なねじれがなくなり、骨盤やひざ関節の無駄なねじれや動きが少なくなるからです。

これによって、地面からの反発力をしっかり受けて、走り動作を継続することができるのです。腕・脚の力みは、首の後ろを伸ばすことで解決できます。

頭部の位置を変えて、俊敏性、反応性を高める

当健康所では、ストレスに勝つ姿勢を構築するために「姿勢」を変えていきます。背骨周りには、日々の活動や感情の起伏を統括するための「自律神経」が通っています。普段の姿勢を変えて、背骨に無駄なねじれをなくすことで内臓を含めた、全身の筋肉の働きに変化が起こります。

この姿勢を具体的に変えるには「頭部」の位置を変えることが大切です。詳しく言うと、「頭部の後ろを伸ばし、後頭部付近にある脳幹」の圧迫をとって上げます。

脳幹とは、首の骨から大脳と脊髄をつなぐ「中軸」のような役割をしています。この部位の働きが滞ると、内臓、呼吸といった身体の活動に悪影響を与えます。

この脳幹は頭部が前方に出て、後頭部のへこんだ部分が縮むことで、圧迫されます。そこで、首の後ろを伸ばして、詰まった脳幹を解放させてあげます。

これにより、スポーツにおいては「反応性」が高まるのです。

スポーツにおいて、次に移る動作が早いほど、プレーを有利に進められます。例えば、野球に例えると「盗塁時のスタート」「守備で左右へのゴロ補球」、ボクシングでは「相手の動き出しの察知」など、動作の起こる瞬間を察知する力が求められます。しかし、首を伸ばし、脳幹の圧迫がとれた姿勢を取ると、通常よりも反応が早くして動作できます。

試しに、次のことを行います。まず、相手につき動作を行わせ、それをかわします。もし、姿勢が真っすぐに伸びていなければ、相手のつき動作に間に合わなくなります。しかし、

自律神経のバランスを首の後ろを伸ばして整える

これによって、自律神経の整った「ストレスに強い身体」の基礎を構築します。実際に、慢性痛・スポーツパフォーマンスの低下など、あらゆる身体の症状は「ストレスに弱くなる」ことで起こります。そのストレスに立ち向かうために武道で実践される「姿勢=首の後ろを伸ばす」と実践してもらいます。

頸の後ろを伸ばすことで内臓の働きを整える

一方、「頸の後ろを伸ばした姿勢」は、健康分野でも良い影響を与えます。頸の後ろを伸ばすことで、内臓、筋肉、脳の働きを整えることができるのです。

背骨周りには、日々の活動や感情の起伏を統括するための「自律神経」が通っています。普段の姿勢を変えて、背骨に無駄なねじれをなくすことで

この姿勢を具体的に変えるには「頭部」の位置を変えることが大切です。詳しく言うと、「頭部の後ろを伸ばし、後頭部付近にある脳幹」の圧迫をとって上げます。

脳幹とは、首の骨から大脳と脊髄をつなぐ「中軸」のような役割をしています。この部位の働きが滞ると、内臓、呼吸といった身体の活動に悪影響を与えます。

首の後ろを伸ばすことで「腰痛・肩凝り・膝痛」の改善を目指す

さらに、頭部の後ろを伸ばすことで、「腰痛・肩こり・膝痛」などの症状の改善を実現できます。

肩こり、腰痛、首凝り、頭痛の原因は以下の二つの原因によって、起こる可能性があります。

・骨盤が前に傾き、背筋の張った姿勢になることで起こる

・脳へのストレスが過剰にかかり、自律神経の働きが滞ることで発症する

一つ目の原因は「姿勢」による痛みです。骨盤が前に傾くと、お尻が後ろに出すぎた、反り腰姿勢になります。この姿勢は背筋を強く緊張させてしまうために、「腰」に負担がかかります。さらに、背筋周りには膝関節につながる神経が存在しており、背中周りの筋肉が硬くなることで、膝関節にも悪影響が出ます。さらに、骨盤が前に傾くと、頭部が5~10センチ程度前方に出ます。前に出すぎた頭部を後ろに引き付ける際に、耳から肩についている「僧帽筋」が緊張してしまうため、肩凝りも発症してしまいます。

そこで、首の後ろを伸ばした姿勢を取ります。首の後ろを伸ばした姿勢を取ると、足裏の重心がつま先ではなく、中心に収まります。これによって、前に傾いた骨盤を垂直に正しやすくなるため、硬くなった背筋の緊張を解放できます。さらに、骨盤の上に胸郭がきちんと乗るため、肩の無駄な緊張がとれて、肩周りの筋肉の負担が減ります。

これによって、腰・肩・膝痛の症状改善につなげることができます。

慢性疲労、アトピーなどの慢性病も改善する

さらに、頸の後ろを伸ばすことで、医者が治せないといわれる難病も改善が可能です。

当健康所では、現代社会のストレスに勝ち、スポーツ・仕事でパフォーマンスを向上し続ける身体を作るのを目的としています。

ぜひ、勉強にご活用ください