一流選手は、太ももと膝下の使い方が一般人と異なる

弓道の姿勢から考える

一流選手の動作解析

今回は、弓道の姿勢から、一流選手と一般人とのスポーツにおける姿勢の違いについて詳しく解説していきます。

一般の人と一流選手の違い?

結論から言いますと、「太もも内、膝下外」姿勢によって、動作ができていることです。

一流選手は動作をする時に、太ももを内に向けて、膝下を外に向けて、脚を使って動作しています。反対に、一般人は、太ももを外、もしくは膝下を内側に向けて動作をしています。

この太ももと膝下の使い方を覚えると、

私もこの姿勢を覚えることで、格段にマラソンとロードバイクのパフォーマンスが向上しました。

▪️太もも内・膝下外姿勢とは

これについて考えていきます。

人間の立ち方は、大きく分けて3種類あります。

「太もも内・膝下外姿勢」とは、太ももを内に回し、

A太もも内、膝下内姿勢

B太もも外、膝下外姿勢

C太もも内、膝下外姿勢

Aは女性に多く、Bは男性に多いです。そして、一流選手はこの太もも内、膝下外姿勢を構築しています。

▪️なぜ、C(太もも内、膝下外姿勢)が良いか?

人間は常に重力がかかっております。

もし、そのまま何も力を加えずにいると、太ももと膝下の骨は外に開いてしまいます。すると、脚が不安定になり、上半身を支えられません。そのため、太ももの骨を内側に回すことが大切です。

次に、膝下の骨をどの方向に向けるかを考える必要があります、

ここで、膝下は外に向ける必要があります。理由はそうしないと、両膝がそれぞれ離れてしまうからです。

実際に、両膝下の骨を内、外に向けて比べてみてください。膝下を外に回した方が、両膝を中心に寄せやすいと思います。

このように、両膝を中心に寄せるために「膝下の骨を外」に向け、太ももを中心に寄せるために「太ももの骨を内」に向けるようにします。

これが、太もも内、膝下外姿勢と言えます(もも内、膝外の構え)。

この姿勢は弓道での足構えでも同様です。弓道の教科書に当たる弓道教本では、足の構えが太もも内、膝下が外に向いた姿勢で弓を引きます。

この姿勢を

・バッティング・ゴルフの構えを作る

・ランニングで走り出しをしようとする

・楽器を持って演奏しようとする

・剣道、柔道など他の武道でも応用可能

です。一流選手のフォームを見ると、太ももが内向き、膝下の向きが外になっていることがわかります。

 

そうすると、

・肩甲骨周りを動かしやすい

・上半身の力みが抜ける

・一瞬で力を出せるようになり、「スイング、蹴る、走る」といった運動がしやすくなる

・一流選手が持っている筋力以外の「スポーツの動作を最大限パワーを高める」方法」などがわかります

 

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