スポーツ技術が劇的に上がる「半眼の話」

 

◼️◼️半眼にすると、スポーツがうまくなる◼️◼️

本日は、弓道の世界で面白い眼の話をします。

弓道の世界では、半分眼を開いて狙いを定める「半眼」という動作があります。

弓を引く時に、半眼にすると少し心が落ち着く,,,と思うだけですが、スポーツの世界では、半眼にすると、良いメリットがあります。

眼の力みを外すと、あなたの身体が変わります。その内容を解説していくと。

I、半眼にすると、痛みが少なくなる

これは、すぐにでも体感できるので、やってみましょう。

自分の体に痛みを加えてください。

右手を使って、左手をつねったり。誰かと体当たりをしたり。

パンチやキックなどです,,,、

これらの動作を眼を開けた状態、半眼の状態でそれぞれ行ってください。

半眼の状態だと、痛みが軽減されます。

眼を半分閉じることで、腕や肩の筋肉が緩みます。

それだけでなく、薄めにすると、心が緊張しにくくなります。

これによって恐怖心が軽減されて、衝撃に対する痛みが減ったように感じるのです。

私たちは痛みを感じる時に、物理的な痛みと精神的な痛みがあります。

精神的な痛みは、自分の心が緊張したり、

ネガティブな感情になるだけで増幅します。

それを眼を半分閉じることで軽減されます。

ロシアの武術システマで面白い話があります。

人に殴られたときに、痛みを無くす方法があります。

具体的には殴られたあとに深い呼吸を早く繰り返すそうです。

ふーっふーって、3-5回繰り返すと、痛みが軽減されるようです。

これも原理的には同じです。痛いと感じると恐怖心が増えてしまい、

その心理的な負担によって痛みが増幅します。

ですので、痛みを伴うスポーツなどに、

これは、眼を半分閉じることで、恐怖心が軽減されるからです。

眼を薄めにしていると、視覚情報が減ります。これにより、感情が出るきっかけが少なくなります。

私たちの感情は、なにかを見たり聞いたりする時に発生しやすいです。その中でも、視覚情報から、感情が発生しやすいです。半眼の状態は体から出てくる感情を発生するキッカケを減らすことができます。

無駄な考えが減る

目を薄めにすることで、脳の働きが抑えられます。これにより、無駄な考えや迷いを取り払うことができます。

人は1.2秒間に一回、何か物事を考えたり思考していると言われています。これを脳のデフォルトネットワークと言われています。この無駄な考えが出ることで、集中力が切れたり、迷いが生まれたりします。

半眼は、この「つい無駄なことを考えてしまう」状態を改善することができます。

半眼にすると、膝の痛みが減る

以前、スポーツ選手に個人指導で教えていた時です。

あるサッカー関係者が、加齢に伴い、

「膝が痛い」と言うようになりました。

サッカーのプレイ中に急に止まったりすると、

膝が痛くなるのです。

それが気になってプレイに集中できないとのことなので、

「半眼」にしてプレイをすることを提案しました。

中腰のように膝をまげて、

かつ顎を引いて首の後ろを伸ばします。

これに加えて、半眼のように薄めにし、

その状態で反復横跳びのように

左右に動いてもらいます。

するとそのサッカー関係者は

半眼にすると膝が痛くない

と言ったのです。

もちろん、その方には膝に負担を

かけないように、ほかにも

あらゆる身体の使い方を教えました。

しかし、眼を休めるだけで、

普段の生活やスポーツの動きの時での

身体の痛みさえも、抑えられると言う

ことがわかります。

薄目にすると、肩甲骨と股関節の動きもよくなる

さらに、目を緩めると、

肩甲骨、股関節周りの筋肉の可動域も

広くなります。

例えば、眼球を緩めると、肩が下がりやすくなります。

普通に目を開けた状態で立った後に、

半眼にすると、肩がより下がるのが体感できます。

さらに、薄目にして、前屈運動を

してみましょう。

普通の状態で前屈を行う時よりも、

深く身体を伸びるのが体感できます。

さらに、薄目にすると、

呼吸もしやすいです。深呼吸をする時、

薄目にすると、深く吐けるようになります。

座禅を行う時は、薄目にして

呼吸に集中します。その薄目の状態が、

呼吸に集中する状態を作るのに非常に

便利であるとわかります。

眼は体全体の筋肉とつながりがある

では、なぜ眼球を緩めるだけで、

身体に良い効果があるかを解説していきます。

・無駄な考えが減る

・身体の痛みを感じにくくなる

・肩甲骨、股関節周りが柔らかくなる

・呼吸もしやすくなる

これだけの利点を持っていますが、

理由は「眼球はあらゆる身体の筋肉と

繋がっているから」です。

例えば、眼球を上下に動かしてみてください。

上に目線を上げるように眼球を上に向けて、

上を見たり、真ん中を見たりと視点を

上下に変えてみましょう。

すると、耳あたりの筋肉が働くのがわかりますね。

目線を真ん中→下と交互に動かしてください。

すると、腹部の筋肉が動くのがわかります。

眼球はこのように、耳や腹部と言った、

ほかの部位の筋肉と連動して動きます。

したがって、眼球は身体のあらゆる部位につながっております。

ですので、眼をリラックスさせるだけで、体全体がリラックスできますよ!っと言われてもあながち間違っておりません。

余談ですが、昔サプリメントを売る仕事をしていました。その時に、サプリメントについて詳しい整体師の先生と有効なサプリメントについて情報交換をしたことがあります。

その時に興味深い話を聞きました。

必要な栄養は目薬でいれるのが効率が良い。

詳しい話を聞いてはいませんが、飲んで栄養を入れるのと別の方法があるのだと知りました。また、この同時に眼の重要性を知った話でした、

眼球は筋肉をベースに見てもさまざまなつながりがあります。

さらに、眼は、

同じ箇所を見続けるのは心のストレスになる

こともわかっております。

眼球は上下左右に四つの筋肉がついております。この筋肉が縮むことで、眼球を上下左右の方向に向けることができます。

そして、眼球は常に向きを変えて動いています。これを同じところを見つづけるとストレスになってしまい、不安感やストレスが出てしまいます。

実際に同じ場所を見続けてください。だいたい3秒ー4秒くらい経つと眼を動かしたくなり、焦点が動くのがわかります。

そこで半眼を使うとこのストレスが軽減されます。

薄目にすると、見る視点を調節する毛様体筋と呼ばれる筋肉が緩みます。これによって、ものを「広く、遠く」見ることができるようになります。

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