「もっと時間があれば…」そう思ったこと、ありませんか?
仕事に追われ、自分の時間もない。睡眠時間を削りたいけど、翌日のパフォーマンスが落ちるのが怖い。そんなジレンマを抱えている30〜50代の会社員の方は多いはずです。
今回は、SNSで話題の「1日30分睡眠」のショートスリーパー・堀大輔さんの真偽と、私が実際に見てきた「リアルなショートスリーパー」の話を通じて、睡眠時間を1〜2時間短くする現実的な方法をお伝えします。
30分睡眠のショートスリーパーは本当に存在するのか
最近、YouTubeやSNSで話題になっている堀大輔さん。1日わずか30分の睡眠で生活しているという驚きの主張をされています。
「そんなわけないだろう」と思いますよね。私も最初はそう思いました。
しかし、私には8年間一緒にお仕事をさせていただいている方がいて、その方の睡眠時間は1〜2時間なんです。
私は超夜型人間で、深夜3時や4時までLINEでやり取りをしていた時期がありました。その方はずっと起きているんです。4時から1〜2時間だけ寝る。時には仕事中に10分だけ仮眠を取る。これを8年間、ずっと続けている。
この方は大学時代、とある超難関大学で研究に没頭し、1週間ほとんど寝ずに23時間働き続けることもあったそうです。教授から大量のデータをもらい、翌日には結果を出す。その姿勢が認められ、さらにのめり込んでいった。
ショートスリーパーは「才能」なのか「努力」なのか
医学的な見解では、ショートスリーパーの遺伝子を持つ人は数パーセント存在すると言われています。
興味深いのは、堀大輔さんも私の仕事仲間の方も、20歳頃までは普通に寝ていたということ。つまり、元々ショートスリーパーの素質を持っていたものの、それに気づいていなかった可能性があるのです。
後天的な環境と努力によって、その素質が開花した。これが私の見解です。
ただし、ここで重要なことをお伝えします。ほとんどの人は、無理に睡眠時間を削るべきではありません。
私自身、8時間以上寝ないと仕事にならないタイプです。体がだるくなり、パフォーマンスが著しく落ちます。これは体質の問題であり、努力でどうにかなるものではありません。
現実的に睡眠時間を1〜2時間短くする方法
では、私たち一般人が睡眠時間を短くする方法はないのでしょうか?
実は、睡眠の「質」を高めることで、1〜2時間程度なら短縮できる可能性があります。そのカギを握るのが、日中の姿勢と呼吸です。
姿勢を整えて自律神経をリセットする
弓道の世界では「胴造り」という言葉があります。これは正しい姿勢を作ることで、心身を安定させる技術です。
猫背や前かがみの姿勢が続くと、呼吸が浅くなり、交感神経が優位になります。結果として、夜になっても体が緊張状態から抜け出せず、深い睡眠が得られません。
日中、意識的に背筋を伸ばし、両手を大きく広げる「大の字フルネス」を実践してみてください。たった30秒でも、体の緊張がほぐれ、呼吸が深くなるのを感じられるはずです。
寝る前の5分間で体をゆるめる
布団に入る前に、大の字に寝転がり、全身の力を抜きます。手のひらを上に向け、足は肩幅程度に開く。この姿勢で深呼吸を5回行うだけで、副交感神経が優位になり、入眠がスムーズになります。
睡眠の質が上がれば、同じ睡眠時間でも疲労回復効果が高まります。結果として、少し短い睡眠時間でも翌日のパフォーマンスを維持できるようになるのです。
まとめ:睡眠は「量」より「質」で勝負する
ショートスリーパーは確かに存在します。しかし、それは特殊な素質を持った人たちの話。
私たち一般人が目指すべきは、無理な睡眠削減ではなく、睡眠の質を高めて効率的に回復することです。
そのために今日からできることは、姿勢を正すこと。大の字フルネスで体をゆるめること。呼吸を深くすること。
自信がないのは性格の問題ではありません。浅い呼吸と緊張した体が作り出している感情なのです。
まずは今夜、布団の上で大の字になってみてください。たったそれだけで、あなたの睡眠は変わり始めます。

