「気」という言葉、聞いたことはあるけれど…
武道の世界、スピリチュアル、東洋医学でよく耳にする「気」という言葉。「気が滞っている」「気が通っている」なんて言われても、正直よくわからないですよね。
そして、30代・40代になって感じる、こんな症状はありませんか?
- なんとなく不安を感じることが増えた
- ついつい疲れてしまう
- 自分に自信が持てない
- 呼吸が常に浅い
- 緊張しやすく、頭が真っ白になりやすい
実は、これらの症状は「気が滞っている状態」だと説明できるのです。そして、これはスピリチュアルな話ではなく、物理的・解剖学的にきちんと説明できる現象なのです。
実は誰でも理解できる「気」の正体
「気なんて見えないし、難しそう…」そう思われるかもしれません。でも実は、気の正体を理解すれば、誰でも実践できる内容なのです。
私も弓道を20年以上続けてきましたが、10代・20代の頃は様々な不安を抱えていました。しかし、この「気」の使い方を理解してから、30代の今では自信を持って事業経営もできるようになりました。
今日は、現代版の不安や自信のなさに対して使える、実践的な「気の使い方」をご紹介します。
気の正体は「エネルギー + 意識」だった
まず、気とは何かを明確にしましょう。気 = エネルギー + 意識です。
エネルギーとは「物の流れ」
エネルギーとは物の流れのことです。この「物」には大きく3つあります:
- 酸素(O2) – 私たちが呼吸で使う
- 水 – 体内の血液循環など
- 物 – 外側のものや道具など
興味深いことに、空気中の7割を占める窒素(N2)の役割をご存知ですか?窒素は実は、空気の移動率を高める役割を担っています。つまり、流れを作るために存在しているのです。
物理学では「力 = 質量 ×
加速度」です。つまり、動いているものにはエネルギー(力)が発生しているということ。これが気の物理的な正体なのです。
なぜ「意識」が必要なのか
ただし、エネルギーがあるだけでは不十分です。例えば、パワースポットに行って「なんとなく癒される」「元気になる」と感じるのは、そのエネルギーを意識的に感じ取っているからです。
逆に、メンタルがやられて殻のように閉じこもっている人は、いくら自然のものを見ても何も感じられません。これが「気が滞っている状態」なのです。
気が流れると得られる驚きの効果
気が正しく流れている状態を作ると、以下のような効果を実感できます:
- 体の違和感が減る – 筋肉の緊張が解ける
- 気持ちが整い、心が軽くなる – 精神的な安定
- 自信が上がる – 内面からの安定感
- 上虚下実の理想的な状態 – 上は元気、下は落ち着く
- 気が強くなり、ストレスを受け流せるようになる
- 気配りができるようになる – 周りに意識が行き渡る
「気が強い人」の本当の意味
「気が強い人」とは、ストレスがかかっても受け流せる人</span >のことです。流れが滞っていないので、強い圧力や邪気が来ても処理ができる状態なのです。
これを解剖学的に言うと、副交感神経が働いている状態でやる気が出ている状態。頭は落ち着いているけれど体が動きやすく、意識がはっきりしている状態が最強なのです。
科学的根拠:何百年も実践されてきた弓道の知恵
弓道の世界では、何百年もの間、この気と姿勢の関係が研究され、実践されてきました。弓道では「エネルギー +
姿勢」で弓を開くことを教えています。
上虚下実</span >とは、上は力が抜けることで広がり、下は力が抜けることで体重が降りることを意味します。両方とも力が抜けているのに、結果的に理想的な状態が作られるのです。
実践!意識を広げる「大の字のポーズ + 残心」
意識を広げる方法は簡単です。背中の筋肉を緩めて落とす</span >だけです。これにより、外側に意識を向けやすくなります。
大の字のポーズ + 残心の手順
まず立った状態でT字の形を作ります。これにより骨盤が上がりやすくなります。
腰の筋肉をゆっくりと下ろしてあげます。力を抜いて自然に下ろすことがポイントです。
足を広げることで、肋骨の下あたりが降りるようになります。体重がしっかりと足に乗る感覚を意識してください。
肩甲骨を真下ではなく、斜め後ろに下ろすように腕の筋肉を下ろします。これにより首・こめかみ・目の筋肉が緩みます。
効果を実感してみてください
この状態で立っていると、以下のような変化を実感できるはずです:
- 視界が広くなる
- 目の筋肉が上下左右に動かしやすくなる
- 横方向にも意識を置ける
- 外側の気持ちを感じやすくなる
深呼吸をしてみてください。首の筋肉と頭の筋肉が抜けていると、ちょっと元気になる感じがあるはずです。これが「気が流れている状態」なのです。
さらに効果を高める:ゴムチューブトレーニング
より効果を高めたい方には、ゴムチューブ(Amazon で1000円程度)を使った方法をおすすめします:
- 大の字のポーズを作る:お尻下ろす → お腹引き上げ → 肩甲骨下ろす
- ゴムチューブを持ってバーン!と開く
- 残心の状態で横に引っ張る
- 3回繰り返すと体が元気になります
胸の筋肉が開かされることで、さらに気の流れが良くなります。背中側に筋肉もつくので、姿勢改善効果も期待できます。
「残心」の深い意味
弓道の「残心(ざんしん)」とは、「残る心」と書きます。これは気を残す心という考え方。流れが流れている状態を残すという意味なのです。
つまり、気配りとは自分の気の流れを良くすること。背中を下に下ろした状態で胸を開くことで、周りに意識が行き渡っている状態をキープすることなのです。
明日から実践できる行動プラン
この気の流れを整える方法を、明日からの日常に取り入れてください:
- 朝起きたら大の字のポーズ + 残心 – 1日の気の流れを整える
- デスクワークの合間に肩甲骨下ろし – 意識を外側に向け直す
- 夜寝る前に深呼吸 – 上虚下実の状態で1日を終える
特に肩甲骨を斜め後ろに下ろすことは、首の筋肉が下がり、深呼吸で体が早く元気になって温かくなります。これが気が強くなり、気配りができる基礎状態なのです。
こんな方に特におすすめです
この日本伝統の気の調整法は、特に以下のような方に効果的です:
- なんとなく不安を感じる方 – 気の滞りを解消
- ついつい疲れてしまう方 – エネルギーの流れを改善
- 自分に自信が持てない方 – 上虚下実で内面から安定
- 気の概念を実践的に理解したい方 – 物理的・解剖学的に納得
- 伝統的な方法で心を整えたい方 – 何百年も実践されてきた方法
今すぐ試せる3ステップ
理論を学んだだけでは何も変わりません。今すぐ、以下の3つのステップを実践してください:
- T字に立って腰の筋肉を下ろす
力を抜いて自然に下ろすことを意識してください - 足を広げて肩甲骨を斜め後ろに下ろす
首・こめかみ・目の筋肉が緩む感覚を味わってください - 深呼吸して体が元気になる感覚を味わう
これが気が流れている状態です
たった60秒で、あなたの気の流れが変わることを実感できるはずです。
🌟 実践まとめ 🌟
T字→腰下ろす→足広げる→肩甲骨を斜め後ろに下ろす、の順番で実践しましょう。
意識が外側に向かい、気の流れが滞らない状態を作ることで心身が安定します。
残心の状態をキープし、気配りができる基礎状態を日常的に維持しましょう。
「もう怖くない。立ち方だけで、私の心は軽くなる」
この感覚を、ぜひあなたも体験してください。
